【 TALK 01 】
静かに、早く、かっこよく。
高い技術力とチームワークで、
解体のイメージを変えていく。
工事部の中枢を担う吉岡和明と期待の新人である甲斐悠太郎。そして彼らの師匠的な存在、福永勝巳。日々さまざまな現場を最高のものに仕上げていく職人たちによるトークは、いかにして個人と組織が成長を遂げてきたのかが伝わるものだった。
脈々と受け継がれる職人の美学。
ベテランが魅せる理想の解体。
吉岡:不動マネジメントの工事部のみんなが見本にしているのは、やっぱり福永さんですよね。
甲斐:現場スタッフのボスとしての威厳を感じます。だからと言って僕のような若手スタッフにとって遠い存在というわけでもありません。みんなのことを見守ってくれていて、ミスをしたり悩んでいたりするときは解決策を示してくれますよね。
吉岡:そうだね。僕としても福永さんの技術はすべて学びたいと思っています。特に重機の操作に関しては右に出る者はいません。「静かで早い」解体の理想形ですよ。
福永:なんだか今日は気分がいいなぁ(笑)。部下たちがそう思ってくれているのは嬉しいね。今まさに二人が言ってくれたようなことを、僕も師匠に対して思っていたんだ。「周囲に配慮して、静かに、早く。そしてかっこよく壊すのが大事だ」っていつも言われていたからね。
吉岡:僕も重機に乗りますが、まだ音が出てしまうことがあって……。福永さんのレベルになるには相当な経験と鍛錬が必要だと感じています。
福永:もちろんそうだね。でも吉岡くんはすでにある程度のスキルは持っているし、それでいて「人から学ぶ」って姿勢もある。あとは日々の努力を怠らなければ、自ずと技術は身につくと思うよ。甲斐くんも、最近は仕事に対する姿勢が変わってきたね。
甲斐:どんどん挑戦していこうという気持ちが芽生えたんです。それからは楽しく仕事ができるようになりました。
福永:仕事に対して一生懸命取り組めるのが君のいいところだから、そのスタイルは続けてほしいね。ただ現場にマッチした仕事をする柔軟性がこれからの課題かな。それもどれだけ経験を積むかの問題だと思うよ。失敗を恐れず挑戦できているし、のびのび学んで自分のスタイルを確立してほしい。まぁこれからの成長に期待しているよ!
時代に合わせた現場の空気をつくる。
メリハリがあるから、
学び、笑い合える。
福永:吉岡くんは入社から6年くらいが経ったけれど、今では工事部だけではなく、施工管理部などの他部署からも信頼を集めているよ。「吉岡、いいよね」ってよく聞くようになった。
吉岡:嬉しいですね。入ったばかりの頃は、自分に与えられた仕事をただこなすことだけを考えていました。でも解体はチームワークで成り立つ仕事。親方になってからは、特に現場スタッフとの積極的なコミュニケーションを心がけるようになりました。
福永:不動マネジメントの強みはまさにそこ。先輩・後輩に関係なく、意見を言い合えるし、相談もできるから。
甲斐:それは僕も同感です。まだ入社して1年足らずですが、会社の雰囲気の良さには助けられています。仕事に関係のない話で盛り上がることも多くて、先輩に囲まれていても萎縮せずにいられるので。
福永:昔の現場って「先輩が絶対」みたいな空気があったけれど、最近は随分と変わったかな。まず僕自身が、そういう縦の関係性をよく思っていなかったからね。だってそれだと、後輩は命令に従うだけになっちゃうでしょ?
吉岡:たしかに、そうかもしれないですね。
福永:結果的に自分で考えて行動ができなくなるし、そんな環境で「仕事が楽しい!」なんて思えるはずもない。時代が変わって、どんどん若い職人が入ってきてくれているのに、前時代的な指導をしていたら誰もつづけてくれないと思うよ。あと「福永さんは堅い人」って思われたくないしね(笑)
甲斐:でも現場のスタッフにだらだらしている空気は一切ありませんよね。先輩たちも厳しさと優しさがはっきりしているというか。
吉岡:やっぱりそれは危険も伴うから。些細なミスでも大事故につながる可能性があるということは、忘れてはいけない部分ですね。
福永:うん。安全であることは最優先事項。だから仕事に向き合う時間と気を緩める時間のメリハリが必要だと思っている。さらに若手も、自分から話をしやすい環境があれば気軽に相談や悩みを話してくれる。それが結局、個人の成長にもつながるし、チームワークも高まっていく要素になっているんじゃないかな。
日々、さらなる高みを目指して。
人との出会いと憧れが、
人生の目標になる。
甲斐:入社前は「解体」って仕事がどういうものか、正直わかっていませんでしたね。
吉岡:甲斐くんは体格だけは「ザ・解体工」って感じなのに!
福永:見た目に反して体力はないよな(笑)
甲斐:最近は少しずつ鍛えられてきたと思うんですけど……(笑)。でもびっくりしたのは体力勝負の世界でもないってことですね。大きな重機を操って、建物を壊していくという派手なイメージがありましたけど、実際はもっと繊細で奥が深い。
福永:同じ現場っていうのは1つも存在しないからね。ケースに応じて求められることも常に変わっていくのが解体の世界。
甲斐:いまは小林さん(工事部)とペアで動くことが多いので、工具をつかって内装を壊していくのがメインなんですよね。一緒にいると段取りの良さには驚かされます。良いお手本を間近で見せていただいているので、自分でも要領よく作業ができるようにノウハウを学んでいるところです。
吉岡:僕は不動マネジメントに入ってから人生の目標ができました。それは2025年までに社長になること! 大和田社長や先輩たちの姿を見ているうちに、自分の組織をつくって、いつかは不動マネジメントを超える会社をつくりたいと思うようになりました。
福永:それを会社全体に対して宣言しているところに覚悟を感じるね。そのおかげか技術的にも、現場をみるリーダーとしても、どんどん成長していると思うよ。自分がずっと指導してきた後輩がそういう夢を持てたっていうのは、すごく嬉しい。もちろん全力で応援したいと思っている。
甲斐:ただそれってつまり……。
福永:うん。不動マネジメントを去ってしまうってことだから、やっぱり仲間として寂しさもある。とはいえまだまだ学んでほしいことはたくさんあるからね!いずれにしても、どんな男になっていくのか楽しみだし、すごく期待しているよ!
0からのスタートも大歓迎!
不動マネジメントには
仕事に熱くなれる環境がある。
甲斐:実はこの会社に入社する前に、いくつか他の解体業者をみたことがあるんです。でも不動マネジメントだけは企業としてのスタンスやオフィスのつくりなどが、業界のイメージとは違っていましたね。
吉岡:僕が入社したときはまだ社長を含めて5人くらいの会社で、事務所もコンテナハウスを使っていたんだよ。
福永:約10年の間にぐんぐん成長していったって実感はあるかな。会社として出来ることも多くなり、スタッフも増えていったから。いまも変わり続けているから、ワクワクは止まらないよね(笑)
甲斐:僕がこの業界に興味を持つようになったのも、不動マネジメントでのアルバイトを経験したからです。スタッフの方々の雰囲気も良くて、仕事にはどこまでもストイック。その姿がかっこよくて、自分もこの環境に身を置きたいって思いました。
福永:そうだったね。甲斐くんは実感していると思うけど、まったくの未経験でも大歓迎。よく「気持ちがあれば誰でも」みたいな募集を見かけるけれど、正直、それすらもいらない。必要最低限のマナーさえあればいいんじゃないかな。なぜなら「やる気」とか「向上心」とかって、実際に働き始めてから自然と生まれてくるものだから。
吉岡:そうですね。あと僕から言えることは「後悔してほしくない」ということ。たくさんの仕事がある中で、せっかく自分が選んだ仕事なので、好きになってもらいたいし、楽しんでもらいたいです。
福永:働いていくうちに「自分はこんな職人になりたい」とか「これを出来るようになりたい」って思ってもらえる環境が不動マネジメントにはあるからね。だから興味があるなら、まずは僕らの仕事を間近でみてもらいたいね。解体のイメージがガラッと変わるんじゃないかな。